わかってほしい、ぼくのこと

僕の感覚過敏について
            金坂 律


目   次
まえがき

第一章  感覚過敏の種類

 1-1 視覚過敏

 1-2 聴覚過敏

 1-3 味覚過敏

 1-4 触覚過敏

 1-5 嗅覚過敏

 1-6 前庭感覚

 1-7 固有感覚


なかじめのかわりに
        金坂 光




コラム1
書字障害で大変な事




1-7 固有感覚
固有感覚とは、体の動きをちょうど良い感じで
保てない、という事です。
例えば、カップアイスを食べる時、右手で
スプーンを持って、左手でカップを持って
食べようとすると「スカッ」となってしまいます。
アイスがすくえないんです。
他にはお味噌汁を食べる時に片手でお椀を
持って食べようとするとお椀が手に押されて
「ズルズルズルズル」となって、「ガッシャーン」
とテーブルから落ちます。
遊びでやっているのではありません。
何回練習してもそうなってしまいます。

ちなみに自転車には乗れません。
その理由は体重の移動が難しいし、足の裏の
位置も判りません。
つまり、足の裏の感覚が薄いので、
右足を下げると左足が上がってびっくり
したりします。
また、右足を動かすと左足の存在が薄く
なります。
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