わかってほしい、ぼくのこと

僕の感覚過敏について
            金坂 律


目   次
まえがき

第一章  感覚過敏の種類

 1-1 視覚過敏

 1-2 聴覚過敏

 1-3 味覚過敏

 1-4 触覚過敏

 1-5 嗅覚過敏

 1-6 前庭感覚

 1-7 固有感覚


なかじめのかわりに
        金坂 光




コラム1
書字障害で大変な事




1-5 嗅覚過敏
味覚と嗅覚は何となくつながっています。

牛小屋や鳥小屋などの近くには行けません。
臭いが強すぎます。
ある年の夏は動物園にも行けませんでした。

2年生からポニー乗馬を始めましたが、その時はなぜか
馬小屋でも掃除もできます。
馬は大好き!手をなめられても平気です。
馬リラックスは感覚を調節する効果があると思います。

良いこともあります。
僕には『リラックスする匂い』があります。
落ち込んだ時と眠くなった時、それから単に嗅ぎたくなった時に
『リラックスする匂い』を嗅ぎます。
普通の子にはそんな匂いがないから、良いかなと思います。

調子が悪い時にレストランのバイキングコーナーに行くと
いろいろな料理の匂いが混じったように感じます。
それはとても気分が悪いものです。
また、調子が良い時も悪い時も某ファーストフード店(※)と
歯医者には入れません。
某ファーストフード店と歯医者はドアが開くだけで逃げてしまいます。
そのわけは匂いのせいです。

でも、もし虫歯になったら大変なので、そのかわり定期的に
歯の検診に行っています。
また、検診の場所は歯科ではありません。

保健室には入れる事より入れない事のほうが多いです。
入れる時は、気温と湿度が低いか、調子の良い時だけです。

(※)某ファーストフード店・・・律くんの文章にはお店の名前が入っていました。
しかし、悪い事例であげられていたため、
律君の許可をもらってお店の名前を伏せさせていただきました。
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