わかってほしい、ぼくのこと

僕の感覚過敏について
            金坂 律


目   次
まえがき

第一章  感覚過敏の種類

 1-1 視覚過敏

 1-2 聴覚過敏

 1-3 味覚過敏

 1-4 触覚過敏

 1-5 嗅覚過敏

 1-6 前庭感覚

 1-7 固有感覚


なかじめのかわりに
        金坂 光



コラム1
書字障害で大変な事





 僕には書字障害という障害もあります。
書字障害とは、字が書けなかったり、読めなかったり
する障害です。
僕は「ハイパレクシア、ディスグラフィア」つまり、
字が読めるけどあまり書けないというふうな障害
です。なぜ「あまり書けない」と書いたのかというと、
「数字以外は書けない」からです。
なぜ数字は書けるのかというとほとんどのばあい
10種類しか使わないからです。
(すごーーーくがんばれば文字でも少しは書ける事
もあります)
 他にも、書こうと思っている文字の「イメージ」
自体思い出せなかったり、思い出しても「書くぞ」
と思うと「イメージ」が消えてしまったりもします。
 枠の中にきっちり入れるようにするのも大変です。
(もちろん、いっぱい並べて書くのも大変です)
さらに、点と点をつなぐ線を書くと、力を入れすぎて
曲がってしまったりします。
 それに、「当然書ける」と思われてもこまります。
もしあなたが練習すれば書けると思っていたら、
それは誤解です。
特に学校ではその誤解がひんぱんに起きるので、
ちゃんとみなさんにわかってもらいたいです。
 もし練習させられると(またはすると)、倒れたり
字を書くのが怖くなったりします。
また、させられた場合は字を書かせる人が怖く
なったりして、僕の場合は不登校になりました。
 この問題は、大きくなったらもっと困ると思います。
受付や、申請書(特にふりがなは困ると思います)
選挙の投票などは、自分で書かなければいけない
ので、そんな時どうしようか考えなければ
いけません。

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