困った子は困っている子

   問題のない子は おりこうさん?
このような紹介の仕方をしていいものかどうか。。。
でも、一つの事例をここであげさせていただきます。


ある小学校に通う低学年のAくん。
学校では、授業中も何も問題なく
落ち着いて座っていられる。
休み時間も何人かのお友達と一緒に行動できて
友達には親切だし、先生のお手伝いは良くするし
「Aくんはとってもおりこうさんで本当に模範的な児童ですよ」
と先生からは言われている。
幼稚園時代もまったく同じように言われていて、
ただたまに「面白い子ですよね。ユーモアにあふれていて」
と言われることもあった。


学校では問題ないのに家に帰ると親の話は聞けない。
ちょっとしたことでキレてパニックになる。

学校と家との態度がものすごくギャップのある子でした。





専門の先生にAくんの学校での様子を見てもらったところ

「とってもおりこうさんで」=授業の妨げにならない、
特に問題のない子。

お友達とは、そのグループの片隅に属しているだけ。

ユーモアにあふれているのは、時々とんちんかんな事を
言っているから。


先生の話はよく理解できていない=聞けていないので
みんなで活動するときに周りを見ながらワンテンポ遅れて
行動する。


それでも本人は一生懸命団体生活に馴染もうとしているから
結果として家で大爆発してしまう。



事実、Aくんは学校は楽しいけれど疲れるところと
証言しておりました。


問題のない子=おりこうさん
と判断していいものか・・・・一つの問題です。
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