困った子は困っている子
発達障害の子は人の感情を読むことが苦手です。
怒っているのか、うれしいのか、辛いのか、など
人のことはなかなか気がつきません。
そのため、時に場違いな発言をすることが多くあります。
その時に「●●くん、おもしろ〜い!」
などと言われようものなら、何度でも同じことをします。
あまりのしつこさに相手にされなくなってしまうこともあります。



また、これくらいのことなら分かってくれるだろう。。。
という期待はすることは避けたほうがいいでしょう。
発達障害の子の多くは言われたことをそのまま受け取ってしまい
「○○といわれたら△△をする」というまでには発展しにくいようです。




こんな例があります。
ある日、母親が具合が悪くて横になっていました。
我慢ができなくて病院に連れて行ってもらいたい。
そばには子どもたちがいました。
「具合悪くて、辛いの・・・・」訴えても誰一人動こうとはしません。
しばらくして「お願い!お父さん、呼んできて!」と言って
ようやくお父さんに来てもらうことができました。

辛いの・・・だけではお父さんを呼ぶということまで
気がまわらなかったようです。



してほしいことをそのまま伝えるということがいかに大切かが
この例でわかると思います。
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