困った子は困っている子

過敏症
発達障害(とくにアスペルガー)と診断された子の中には
さまざまな感覚が非常に発達している子が多く見受けられます。
しかし、その発達も特に過敏なためさまざまな障害として
受け取られることが多くあります。

その中の一部をあげてみたいと思います。
けっして全てをあげられているわけではないので
個人個人、さまざまな症状があることをご理解ください。

聴覚過敏 (ちょうかくかびん)

聴覚過敏の子は耳に入った音を自分に必要な音と
必要でない音に振り分けることが困難とされています。
とくに音楽の授業での自由練習でお友達が各自で
音を出しているのは耐えられないという子も多いです。
楽器に関しては好きな音、嫌いな音がはっきりしていて
決して全ての音楽を受け入れないというわけではありません。

総合や学活などの授業ではグループでの話し合いが苦手です。
思い思いに言う言葉のどれが自分に向けられている言葉かが
理解できないのです。

また、近くの音も遠くの音も同じように聞こえてしまうため
クラスの中などで話し声が騒音として聞こえて辛く感じている子
もいます。



視覚過敏 (しかくかびん)

視覚過敏の子は視覚に入ったものに様々な感覚が現れます。
たとえば急に大勢の人を見てひるんでしまったり、新しい場所に
馴染むことができなかったり、このような子は「場面寡黙」という
ように言われている子もいます。



味覚過敏(みかくかびん)

よく、好き嫌いが多くて我儘だ・・・・と評価を受けてしまいがち
ですが、口に入れたときの舌触りや味に敏感に反応することが
あります。小さい頃はただ漠然と「嫌い」としか言えなくても、
大きくなると「○○の調理方法だと大丈夫」とわかってくる子も
います。
無理に食べさせようとすると高熱が出たり、おなかが痛くなったり
体調に変化も出てくるので様子を見ながら無理強いは避けた
ほうがいいと思われます。



触角過敏(しょっかくかびん)

手をつないだり、肩を組んだり、というような体を触れ合うことに
敏感に反応して嫌がることがあります。
これは相手が嫌だという意思表示ではありません。
体を触れ合うこと自体がムズムズしたり違和感を感じて
受け入れることができないのです。



他にもいろいろあるようです。
「こんなものがあるよ」と言える方、メールお待ちしています。





過敏症についてより詳しい説明は
    こちらの作文をお読みください。

もどる
もどる
inserted by FC2 system